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事業概要

business

生産事業

当牧場では月に30頭の分娩が行われています。発情の兆候を見逃さないことや、牛たちの健康状態を維持することは非常に重要です。このために、現場にIoTシステムを導入し、牛たちの行動データを収集・解析しています。収集したデータを活用することで、生産効率の向上を目指しています。この取り組みを通じて、牧場の運営をより効果的に管理し、牛たちの健康と生産性を最大限に引き出しています。

和牛繁殖専業

当牧場では、常時4~5人の人員で和牛の繁殖を営んでいます。繁殖の流れは以下の通りです。

1、肥育(Breeding):最初のステップは、優れた品種の牛を選別し、健康かつ高品質な状態で肥育することです。肥育期間中には、牛たちの適切な栄養管理や健康状態のモニタリングが行われます。この段階では、品種改良や選抜が進行し、繁殖に適した優秀な牛が育成されます。

2、一貫(Consistency):肥育から得た優れた品質と健康状態を一貫して維持することが重要です。牛たちの管理には慎重かつ一貫性を持って取り組まれ、品質の均一性が確保されます。定期的な健康診断や栄養管理の見直しを通じて、安定した生育環境を提供します。

3、繁殖(Breeding):肥育と一貫のステップを経た後、繁殖プロセスが始まります。優れた品種を持つ親牛を選定し、繁殖計画を立てます。繁殖期間では、牛の発情サイクルや生殖能力を注意深くモニタリングし、最適な条件で仔牛を生み出すよう努めます。品種改良や血統管理も継続的に行い、次世代の優れた牛を育て上げます。このような一貫したプロセスにより、私たちは品質の高い和牛の繁殖を実現し、お客様に安心して美味しい和牛を提供しています。

髙手牧場は、繁殖を始めてから11年間、トータルの平均分娩間隔が352日で、近年は余裕を持って1年1産を達成しています。また、分娩時の事故も昨年は1頭のみで、優秀な成績を収めております。自家保留を中心に増頭を進め、産まれた子牛は熊本県家畜市場で販売しています。交配時には、ソフトウェアを使用し、近交係数を計算され、なるべく6.25%以下に抑えるように心がけています。また、元肥育農家の目線から、脂の乗った見栄えのする子牛よりも、肥育段階で伸びる牛を目指しております。